「日本の支援に感謝している」–ベトナムで日本政府の円借款を受けた『宇宙開発センター』建設開始

こういう言葉が出るのが、ベトナム高官の良いところです。

ベトナムで、気象観測用の人工衛星を運用するための「宇宙センター」の建設が
日本政府の支援で始まり、19日、記念式典が行われました。

ベトナムの宇宙センターは、日本政府の円借款を受けて、首都ハノイに建設されるもので、
建設予定地で行われた記念式典には、およそ200人が出席しました。

国土が南北に長く海に面しているベトナムでは、台風などの自然災害が多いにもかかわらず、
これまで、気象観測用の人工衛星がないために、正確な予報や注意報が難しいことが問題と
なってきました。

記念式典で、ベトナム科学技術院のミン院長は「ベトナムの社会発展において重要な事業だ。
日本の支援に感謝している」とあいさつし、センターの完成に強い期待を示しました。

ベトナムの計画では、年内に日本企業から気象観測用の衛星の選定を行い、2017年に
衛星を打ち上げる予定です。また、2機目の衛星は、日本のメーカーの指導の下、ベトナムで
生産することを目指しています。

日本がODA=政府開発援助で、人工衛星の保有を支援するのは初めてで、日本企業からは、
欧米に比べて、出遅れた宇宙関連分野での輸出拡大につながると注目されています。

◎http://www3.nhk.or.jp/news/html/20120919/k10015142652000.html

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