安倍首相、ベトナム・ズン首相と会談！

安部政権、外交一発目がベトナムですよ！

ベトナムの時代が、公になってきました！

ベトナムを訪問中の安倍首相が１６日夜、ズン首相と会談した。両首脳は南シナ海問題をめぐって意見交換を行い、中国を名前こそ挙げなかったものの、強くけん制した。

会談で両首脳は、南シナ海問題について「力による現状の変更に反対する。国際法など法の支配が重要だ」という認識で一致した。一方で、安倍首相は「日中関係は日本にとって最も重要な２国間関係の１つ。引き続き冷静に対応し、きちっとマネジメントしていく」とも述べるなど、中国を刺激し過ぎないよう配慮もにじませた。

また、会談で、安倍首相はベトナムの経済発展を支援するため、新たに約５億ドルの円借款を行う考えを伝えた。

安倍首相は１８日にインドネシアで外交スピーチを行い、アジア太平洋地域をめぐる日本外交の基本的な考え方「安倍ドクトリン」を語る予定。「安倍ドクトリン」も中国の台頭を念頭に置いた内容になっているが、ある政府筋は中国との関係について、「日本は大人の対応をしていく」と話している。

中国をけん制しながらも、冷え込んだ日中関係を改善する、そのための環境整備が東南アジアを歴訪する安倍首相にとって大きな課題となる。